
2012年01月24日
議会改革行政視察

議会改革について、防府市議会で議会運営委員会行政視察を行いました。
議会基本条例制定に向けた取り組みの背景、経過をお聞きし、当たり前ですが、議員中心で議員本人が、懇話会にて意見を集約し、選挙後に議会改革推進協議会を立ち上げ、約2年で制定にされています。草津市議会も委員会を立ち上げ、タイミング的に良いのですが、それまでに会長や副会長がかなり勉強されておられたようで、最初は、第1次改革として比較的簡単なA項目について検討しています。条例素案を作成後は、パブリックコメント求めましたが、その期間中に250名規模の議会改革フォーラムを開催され、かなり多くのパブリックコメントをいただいたようです。議会改革フォーラムは制定後も行われ、議会基本条例の内容説明をされたようです。
他の条例と比べての特徴として、危機管理について条文化されていること。付属機関の設置。議会モニター。議会改革推進協議会などの項目があり、別条例ですが、議決事件の拡大で多くの計画を対象にする、議決事件に該当しない契約などを報告されるなどが挙げられます。
議会懇談会、議会報告会も開催されており、特に報告会は、自治会連合会と共催し、学区を基調に市内15地区で議員全員が4班に分かれ行われ、好評を得ているようです。
現職の市長が議員定数半減というマニフェストを掲げるなど、市民に議会改革の機運が高まっていたことも、条例制定に拍車をかけた要因のひとつだったのかもしれませんね。
これにより、市長が辞職宣言し、市長選の準備が進められていましたが、その選挙一ヶ月前に辞職撤回するなど、防府市の条例制定後の運用、その進め方においても注目です。
今回、ご説明いただいた関係各位に感謝申し上げます。有難うございました。
Posted by 伊吹達郎 at
23:24
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