
2013年09月06日
近江大橋無料化

近江大橋無料化の看板が見かけるようになりました。
近江大橋は県の外郭団体である県道路公社が、建設と保有・運営を行っていて、無料化になれば、県が管理者になります。昭和49年に開通し、現在の通行台数は1日平均3万2000台にのぼっており、公社によれば、12月25日までの累計の支出が532億円で収入と差し引きゼロとなり事業費の償還が終わるとされています。当初平成14年がその期限でしたが。4車線化や補強工事などで、延長して来ましたが、昨年の9月の県議会で今年12月26日からの無料化が決定されました。今後の維持管理費は県の一般財源でされることになり、当然われわれの税金で賄われます。高速道路無料化と選挙公約に掲げ、政権交代をした政党は、今はみるも無惨な状態となっています。本当に無料化をみんなが望んでいるのでしょうか?昨年の滋賀県の道路予算が例年にない取得率だったことなど、将来に負担を残し、財源の確保は大切で、維持管理費は今後もかかるわけで、受益者負担という考えは現在あたりまえになってきている中、普通車でいうと100円にしてても、利用者に維持管理費の一部を負担してもらうほうが妥当だと思います。大津市、高島市の11市長が無料化再検討の要望を出しているようですが、なかなか難しいようです。1億5千万円の近江大橋の維持費が一般財源から削られるので、今後は、他の政策にも圧迫がかかることになります。来年は知事選挙があります。「もったいない」と新幹線駅建設を反対して当選した現知事、新聞では国は無料化ありきではないとしていますが、「もったいない」がんばってほしいです。
Posted by 伊吹達郎 at
23:15
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