
2012年12月14日
トランジットモール
トランジットモールとは、中心市街地の通りを、一般の車両通行を抑制した歩行者専用の空間とし、バス、路面電車等、公共交通機関だけが通行できるようにした街路のことをいいます。欧米の都市ではこれまでに広く実施されています。しかし、欧米と日本の都市では、その都市構造、人口密度、合意形成の条件などさまざまな点で異なっており、人が集まるための日本版トランジットモールの検討が必要とされています。滋賀県はこの程、自動車中心の社会を転換させる低炭素化社会の実現や、新交通システムの導入などを目指す「滋賀交通ビジョン」の策定に合わせて大津市と草津市を中心とした湖南地域で、新交通システムの導入を検討する協議会を設置しました。トランジットモールやコンパクトシティの整備や車との共存可能な社会づくりなどのシステム導入の実施計画案を15年度に策定する予定だそうです。草津市ではまめバスをテスト運行し、守山市では12月からデマンドタクシーを導入しています。日本、そしてその地域にあった新交通システムの構築が急務です。
Posted by 伊吹達郎 at
23:31
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