
2014年11月27日
都市再生特別委員会

(仮称)市民総合交流センター整備にかかる基本計画(案)について、委員会が開催されました。計画されている場所は、草津駅東地区でいわゆる西友跡地と言われる約6500㎡です。北側を東口からあたか飯店に抜ける県道草津停車場線、西側を市道大路9号線(ハミングロード)、東側を市道大路中央線(宮町若竹線)に囲まれた駅から徒歩圏内の絶好の立地条件です。基本構想としては、周辺マンション世帯等に求められる子育て支援のための空間や増加する高齢者との多世代交流のための空間を持ち、人々の出会いを織りなす施設として地域力を創造発信していく新センターの建設です。簡単に言えば、中心市街地活性化基本計画のエリア内にある老朽化した市の公共施設として、「草津合同ビル(少年センター、商工会議所、草津栗東医師会、大阪税関滋賀出張所)」「草津市立人権センター」「草津市立まちづくりセンター」「草津市社会福祉協議会」を統合するというものです。あと利用者にとって不評な税務署と職業安定所も統合して欲しかったところです。委員会で問題になったのは、当初の予定では49億円だった事業費が、今回67億円と跳ね上がって点です。建設工事費の労務費、資材高騰と用地取得の増加だそうです。先般の新クリーンセンターの計画も当初計画から跳ね上がった建設費となったところで、今回の市民総合交流センター整備事業費の急騰です。草津川跡地の整備も始まりました。野村グランドの体育館などの改築など数十億の案件が複数あり、合計で500億円とも言われていましたが、すでに600億円に手が届くくらいに事業費が膨らみ上がっているのかもしれません。旧施設の売却や使い道、新施設の利用料や温泉などの収入源などの検討を含め、全体の収支、採算性も必要なのでしょう。建物を建てるのが目的ではないのだから、ランニングコストなど運営面もしっかり提案していただきたいものです。
Posted by 伊吹達郎 at
23:35
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