
2014年09月16日
大雨特別警報より1年
全国初の特別警報が発令され、県内に大きな被害をもたらした去年の台風18号から今日で丸1年が経ちました。1年前の9月16日、滋賀県を含む3つの府県に全国で初めての「特別警報」が出されました。各地で記録的な大雨となり、県内では、死者1人・重軽傷9人。また1000棟を超える住宅に被害が出ました。特に、栗東市下戸山では、裏山が崩れ住宅が全壊。当時71歳の女性が死亡しました。あらためてご冥福をお祈り致します。その山には何本もの土砂崩れの跡があり、山から崩れ落ちた大きな岩が今もその惨状を伝えています。この地域では今も自宅に戻れず、3世帯が県営住宅や市営住宅で暮らしているということです。砂防ダムが何か所造られていますが、台風18号災害による道路・河川・砂防の復旧工事の完了率は、8月末時点で45パーセントと言われています。草津市内でも、土嚢が積んでいるままで、一刻も早い復旧が望まれます。1年前の台風18号以降も台風や大雨により栗東市ではあわせて7回、避難準備情報や避難勧告が出されています。これから台風シーズンに入ります。10月中に草津市内の河川8本に量水標が設置されます。私が設置を求めてから2年でようやくです。しかし、それに伴う、避難に関する基準がまだ決まっていません。これでは、避難準備情報や勧告の発令が遅れるどころか、出すこともできないかもしれません。昨年、草津川でも危険水域に達しても、避難準備情報を出していません。無駄うちに終わっても良いので、早めの発令をお願いしたいところです。ここでも市長のリーダーシップ、判断が重大になって来ます。
Posted by 伊吹達郎 at
23:25
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