
2015年12月22日
KUSATSU JOINT LINER 4月出発進行

南草津駅東口は平日朝、BKC行きバスを待つ大学生らで慢性的に混み合っており、このラッシュ時の混雑解消と公共交通の利用促進を啓発するシンボルにと来春、駅東口―BKC間で連接バスを導入予定をしていますが、その愛称とデザインが発表されました。
その愛称は、「JOINT LINER(ジョイントライナー)」で「人と人、まちとまちを結んでほしいとの思いを込めた」とのことで、デザインは黄色を基調に、風に舞う若葉を表現しています。
草津市と近江鉄道は、車両2台をつないで通常の倍近い約130人定員を確保する連節バスを導入するにあたり、産業建設常任委員会でも何度も議論し、安全性と走行性など、2度の試走実験と乗客アンケートの結果、長さ18メートルの車体でも「走行に大きな問題はなく、 乗客にも好評」と判断し、JR南草津駅―立命館大びわこ・くさつキャンパス(BKC)間で2台を走らせる予定です。事業費は総額約3億円で、2台の購入費は1億8000万円と整備工場改修費の1億円の半額を、マイカーからバスなどへの利用転換で二酸化炭素排出を抑制する環境省の補助金で充当し、市は購入費の4分の1の4500万円と、道路拡幅などの改修費2000万円を負担し、残りは近江鉄道が持つ予定です。
連接バスの導入は県内初で、関西でも兵庫県三田市での神姫バスに次いで2例目です。草津市の新たな公共交通のシンボルとして愛され、親しまれますよう期待致します。また、イベントや観光などの用途拡大や病院、福祉施設、龍谷大学などへの路線拡大など低床バスで車椅子の乗り降りや子どもや高齢者にも優しい、環境にも優しい連接バスをうまく利用していただきたいと思います。
Posted by 伊吹達郎 at
23:20
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