プロフィール
伊吹達郎
伊吹達郎
第69代草津市議会議長、第61代草津市議会副議長、草津市議会議員(4期)、プロジェクトK代表、文教厚生常任委員会委員長、産業建設常任委員会委員長、予算審査特別委員会副委員長、都市再生特別委員会副委員長、ゼロカーボンシティ特別委員会委員長、議会運営委員会委員、旧草津川跡地対策特別委員会委員、草津市議会ICT推進検討部会長、理学修士、国会議員公設秘書、博物館学芸員、琵琶湖博物館フィールドレポーター、草津川を守る会事務局長、草津市PTA連絡協議会会長、石山高校同窓会会長、社会福祉法人良友会評議員、岡山理科大学水質管理センター•環境資源研究センター研修生、土山マラソン•マキノ栗マラソン•琵琶湖レイクサイドマラソン出場、草津市軟式野球連盟早朝部会ジェネラルマネージャー、『江州ベースボールクラブ』代表監督兼選手、『笠縫東ヤンキーススポーツ少年団』学童野球指導者 草津市水泳連盟理事長
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2015年12月12日

草津湖岸コハクチョウの危機



草津湖岸コハクチョウを愛する会のみなさんが「水鳥観察小屋」を午前中に作られ、オープンされました。
先月の27日からコハクチョウはいつものツガイが飛来し、その後幼鳥を連れてきて3羽きていました。
そして、6日にはなんとプラス2羽、連れてきて、合わせて5羽のコハクチョウが草津湖岸を賑わし、喜んでいました。
その喜びも、束の間、エリの移設工事のためにきた、船のために一斉に、すべての水鳥が飛んで行ってしまいました。もちろん、5羽のコハクチョウ達も飛んで行ってしまいました。どうやら、今までエリを、コハクチョウ飛来地の移設するように湖上にロープがはられ、そこへ一本ずつ差し替えるというもののようです。このままだと、せっかく何年もかけて慣れた水鳥飛来地に水鳥たちがこなくなってしまいます。
早速、10日に漁業を営む方、漁協の組合長様に相談すると、ものすごくコハクチョウなど水鳥について、気にされていたようでした。琵琶湖の水位の変化などで、漁獲量が減ってしまって、エリの移設をしなければならないとのことですが、地元小学生の観察会のときなどは工事しないなど、コハクチョウなど水鳥が怖がらないようにするように配慮はしていただくなど、話し合いをすることができました。
12日今朝は3羽、コハクチョウが、あれからはじめて飛来してきてくれてよろこんでいました。
また、エリの工事がはじまっても、その3羽はいてくれたのですが、なんと葉山川方向から釣り船がエンジン音をあげて飛来地へ来てしまい、水鳥たちは一斉に飛び立ってしまったそうです。
ラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)で指定されている琵琶湖です。琵琶湖には毎年、ヒシクイ、コハクチョウ、カモ類などが6万羽以上飛来しており、全国的に見ても名高い渡り鳥の越冬地ともなっています。琵琶湖は鳥獣保護区に指定され、国定公園にも指定されています。また、平成4年(1992年)に施行されたヨシ群落保全条例により、水鳥にとっても重要な、ヨシ群落の保全が図られています。
漁業については、今回のように話し合いしながら、人との共生できる方向性を見いださなければならないと思いますが、釣りについては、趣味でされているので、環境に配慮する等、マナーをもっと高めていっていただきたいと思いますし、それが出来ないなら、もっともっと規制をかけていかないと思います。魚をつるだけの遊びのために、自然環境が荒らされるのは、我慢出来ません。
草津湖岸コハクチョウを愛する会のみなさんは、コハクチョウがいない季節も湖岸清掃や水草の除去などいろいろな環境活動をすすめられています。
同じ釣りをする仲間としても、マナー向上を訴えていきたいです。
  


Posted by 伊吹達郎 at 23:08Comments(0)