
2015年02月16日
連節バス行政視察(岐阜市)

草津市も南草津駅と立命館大学を結ぶルートに導入を検討している連節バスの視察に岐阜市へ行って参りました。岐阜市は、首都圏以外では初、全国で4番目に連節バスを導入しておられます。「清流ライナー」という名前で、天井には鮎が泳いでいる綺麗な絵が描かれている連節バスが、H22年度に2台、今年度2台追加され、計4台導入されています。平日に岐阜駅と岐阜大学•大学病院を結ぶ路線、下岩崎路線、土日にはスーパー、観光地などの市内ループ線で運行されています。

岐阜市では、バスを活かした『だれもが自由に移動出来る交通環境社会の実現に向け、幹線•支線、コミュニティバスが連携したバスネットワークの構築をめざしておられます。特に幹線バス路線を強化し利便性の高いものにいていくため岐阜駅から10Km圏を30分到達圏内とする『岐阜市型BRT』を進めておられます。

BRTはBus Rapid Transitの略で、走行環境の改善によるバスの定時性や速達性を確保し、連節バスなどの車両の高度化と併せて、利便性、快適性を高めた次世代のバスシステムのことです。

バス優先レーンの導入、カラー舗装化の推進、PTPSの導入、ハイグレードバス停(バスロケ表示機、駐輪スペース、上屋•ベンチの設置)、乗り継ぎ拠点の整備などを駆使して、公共交通を軸にしたまちづくりの推進しています。

連節バスは意外に小回りが利き、ノンステップ車両で乗降しやすく、窓も大きく、乗り心地も良かったです。岐阜駅では出入り口3カ所あるうち2カ所を開けて、お客さんを乗せて、途中のバス停では、前車両の後ろのドア一カ所だけで乗せて、料金支払い出口は一番前の運転手横のドアを利用していました。全長18m座席46定員130名となっています。

草津市都市交通マスタープランの基本理念『誰もがいつでも安心して移動出来る持続可能な交通まちづくりの実現』過度な自動車依存から公共交通利用への転換を促進するために、いろいろな施策で公共交通の利便性の向上を進めていく必要があり、草津市も将来をしっかり見据え、コミュニティバスのまめバス、路線バス、この連節バスなどを利用した『草津市型BRT』を推進していきます。

本日は、岐阜市役所企画部交通総合政策課のみなさんには、いろいろと教えていただき、有難うございました。また、実際に乗せていただき、運転手のみなさん、乗客の学生、通院の方々のお話を直接、お聞きすることも出来、ご協力に感謝申し上げます。

Posted by 伊吹達郎 at
23:07
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