
2016年02月04日
広島県尾道市行政視察

草津市議会会派プロジェクトKのメンバーで地域包括ケアについて、広島県尾道市行政視察に行って参りました。

視察に行った場所は、尾道市公立みつぎ総合病院でした。

ここの院長さんである医師の山口先生は『地域包括ケア』という言葉を作った方で、「寝たきりゼロ作戦」めざし、昭和40年代後半から医師、外来看護師の出前医療を始められ、その後、保健師といっしょに予防も含め訪問するようにシステムを作っていったということです。

今では、保健、医療、介護、福祉の連携で、地域包括ケアシステムを「みつぎ方式」として築きあげておられ、寝たきりの高齢者が3分の1まで減って来ました。

地域に包括医療・ケアを社会的要因を配慮しつつ実践して、住民が住み慣れた場所で安心して一生その人らしい生活ができるように、そのQOLの向上をめざそうといろいろな立場の方々が、患者中心に話し合う、機会があり、とても素晴らしいシステムが確立されています。

今後は、医師不足、継承していくこと、そして住民の互助力が課題だと言われています。医療がしっかり地域根ざした、地域包括ケアシステムを草津市、その周辺地域と協力しながら構築していくことが喫緊の課題だと思います。

お昼から半日、いろいろな施設の視察、車で移動しての見学等、お付き合いご教授いただきました沖田副院長、田川氏をはじめ関係各位に厚く御礼申し上げます。

Posted by 伊吹達郎 at
23:06
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