プロフィール
伊吹達郎
伊吹達郎
第69代草津市議会議長、第61代草津市議会副議長、草津市議会議員(4期)、プロジェクトK代表、文教厚生常任委員会委員長、産業建設常任委員会委員長、予算審査特別委員会副委員長、都市再生特別委員会副委員長、ゼロカーボンシティ特別委員会委員長、議会運営委員会委員、旧草津川跡地対策特別委員会委員、草津市議会ICT推進検討部会長、理学修士、国会議員公設秘書、博物館学芸員、琵琶湖博物館フィールドレポーター、草津川を守る会事務局長、草津市PTA連絡協議会会長、石山高校同窓会会長、社会福祉法人良友会評議員、岡山理科大学水質管理センター•環境資源研究センター研修生、土山マラソン•マキノ栗マラソン•琵琶湖レイクサイドマラソン出場、草津市軟式野球連盟早朝部会ジェネラルマネージャー、『江州ベースボールクラブ』代表監督兼選手、『笠縫東ヤンキーススポーツ少年団』学童野球指導者 草津市水泳連盟理事長
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2014年07月27日

浪江町、南相馬市小高区視察

地震津波原発事故被災地の「いま」を確かめる現地視察に参加しました。
まず、浪江町に参りました。現在も避難指示がでておりましたが、浪江町には9時から16時まで、昼間に立ち入り出来るようになりました。しかし、宿泊はできません。また、15歳未満の子どもや妊婦は入らないように言われています。町内は、帰宅困難区域、居住制限区域、避難指示解除準備区域に分けられ、帰宅困難区域は年間積算量が50ミリシーベルトを超えるおそれがある地域で立ち入りが制限されていて、居住制限区域は同量が20ミリシーベルト超え、立ち入りを控える、避難指示解除準備区域は同量が20ミリシーベルト以下で早期帰還に向け、復旧や除染事業を進め、環境整備を進めて行くところとなっています。


福島第1原発に近い、3.11のまま、手のつけられていない請戸地区に行きました。


通れる道は限られていて、入口には必ず検問所があり、許可証がないとはいれません


津波で運ばれた舟や車はそのまま


がれきもそのまま


地震と津波で形が残った家も壊れたまま


がれきの間から福島第1原発がみえてきました


福島第1原発に最接近


線量計では0.4マイクロシーベルト/h


小学校も当時のまま、ランドセルなどもそのまま、子ども達は、先生の判断がよく、かなり離れた山に駆け上がり、奇跡的に全員無事だったそうです。


市内にはりると、地震で倒壊した家、屋根にはホワイトシートがかぶされています。


鉄道も止まったまま、草だらけです。


人が誰もいない商店街


市内の線量計では1.157マイクロシーベルト/h


浪江駅も草だらけ


町内には放射線表示が至るところにあります


出るときも、検問所があり、スクリーニングをうけるときには、所定の場所へいかなければなりません


原発より20km30km地点、市町の境界にはパトカーがスタンバイしておられます。


南相馬市小高区では国道6号線まで津波がきました。6号線より海よりは、家が流され、家が壊されて住めません。6号線より山側は家は流されることはありませんでしたが、地震で家が倒壊し、運良く家が残っても、放射線量が高いため、人が住むことができません。


海岸沿いに除染時のガレキやゴミが土が置かれています。いたるところにガレキが積んでおいてあります。


津波でテトラが散在したまま


松林も2本だけ、その1本も枯れてきました


崩壊した堤防を直し、新しい防潮堤をつくっています


南相馬市小高区役所にて住民の方と意見交換会


この地区で営業しているお店はガソリンスタンド2店と役場だけです


まっすぐだった道も地震のため曲がってしまっています


仮設住宅


病院では医者不足、看護士が集らないということで半分くらいに稼働となっています。牛丼のチェーン店もあるのですが、日本一高い時給(1500円)だそうです。元の町の姿に戻ることはおそらく無理な地域もあります。住民の方々、人の住んでいない町をみて、どう思われるのか?この現状をいろいろなところに伝えてほしいということです。取り敢えず写真をアップさせていただきました。









  


Posted by 伊吹達郎 at 23:16Comments(0)