
2014年07月03日
草津淡水真珠試し開け

淡水真珠のメッカとも言われている草津市志那にある柳平湖で、真珠の生産を本格的に復活させようと試みが進んでいます。2年前から試験的な養殖が行われており、今日は、真珠の成長の度合いを確かめる「試し開け」が行われました。

柳平湖には、現在、800個あまりのイケチョウガイという貝が淡水寝所養殖のために育てられていますが、このうち10個の貝を開け、成長の度合いを確かめる試し開けという作業が行われました。結果は、最大で直径8ミリの薄いピンク色の真珠が6個ずつ取り出されました。昨年より格段の成長だということです。また水質も調査も同時にされていて、それも良好だということです。

びわ湖とつながる柳平湖では、昭和50年代ごろまで淡水での真珠の養殖が盛んでしたが、いまも続けているのは1軒だけです。養殖場を管理する地元は志那町真珠専門小委員会などを立ち上げ、草津市が力を合わせ、淡水真珠の養殖を本格的に復活させようとされておられます。草津ブランドと成り得るのか?この伝統的産業の継続と環境保全の面からもこれからも注目です。
Posted by 伊吹達郎 at
23:11
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