
2014年02月07日
会派行政視察(武雄市)

昨年に引き続き、佐賀県武雄市へ行政視察に行って参りました。今回は、タブレット活用しての反転授業について、現状そしてこれからの取り組みについてお聞きして、しっかり意見交換してきました。

武雄市には小学校11校、2885人、中学校5校1356人生があり、現在、2校でipadでの反転授業を導入しておられます。反転授業とは「flipped classroom」の直訳でアメリカの先行事例で落第率が良好になったという報告があり、学力の底上げに効果があるとされている家庭で事前に学習し、学校でそれを確認するいうものです。

武雄市では全国に先駆けて、取り組んでおられ、独自の反転授業を展開し、「生徒•児童(学習者)が意欲的に授業に臨める。授業者が学習者の意図を把握して授業に臨める。授業では、学び合い「協働的問題解決能力」を育てられ。」などの効果があるということで来年度から3000台のタブレットパソコンを導入し本格的に施行していくそうです。意欲的に子ども達は取り組んでいるそうで、保護者も協力的で、なにより先生がたが積極的にされているとのことです。家庭にipadを持って帰り、その動画で数分の学習をするというもので、小テストが2、3問あり、その結果が先生のところへ届き、学習者も授業者も事前にいろいろな情報をもって授業に臨めることができます。動画の学習では、必ず、別途にペーパーのプリントがあり鉛筆で記入することとなっていて、パソコンへの入力は小テストの選択ぐらいだということです。その動画も先生と業者が協同で作成しておられます。

全国から注目される武雄市の教育、TSUTAYAが指定管理する図書館の見学もさせていただき、その設備、システム、空間に驚きました。一番、違うところは人です。店員さんというか図書館に携わる方々のあいさつと対応、接客が行き届いていて、気持ち良く、本を選び、そこで、ゆっくり読む事が出来ます。

話題のスターバックスコーヒーもあり、平日にもかかわらず、多くの来場者が、思い思いの空間で読書と音楽、コーヒーを楽しんでいる光景は、既存の図書館では考えられないものでした。利用者の立場にたった施設、市民サービスというにおいがプンプンしました。

Posted by 伊吹達郎 at
23:09
│Comments(0)