
2016年06月14日
移動投票所が現実に!

島根県浜田市選挙管理委員会は、この夏の参院選から「移動期日前投票所」を導入されます。これは、ワゴン車を投票所として利用して、投票所が移動して、各町をまわるもので、全国初の試みです。
車は10人乗りで高齢者や車いすの人でも乗り込みやすいよう、入り口に段差解消のためのスロープを設置しており、有権者は車外で投票用紙を受け取り、1人ずつ乗車して記載台と投票箱に向かうことになっています。また、投票管理者や立会人は後部座席に座り、そのスペースも確保しています。予定では、廃止済み分を含む旧投票所など11カ所程度で、期日前投票期間中にそれぞれ1日だけ開設し、投票時間は1〜2時間でこのことです。市内の中山間地域にある選挙人名簿登録者数が10〜28人の投票所8カ所の統廃合に合わせ、新投票所が遠方になる有権者の投票機会の確保が目的で、市選管によると、有権者数が極端に少ない投票所では、期日前投票の普及などで投票日当日の投票者が少ない上、投票所ごとに有権者から2人選ぶ立会人の確保が難しいとの見解です。総務省選挙課によると、選挙の公正さが保たれれば、投票所が建物である必要はないとのことです。
私も移動投票所については、「投票しやすい環境づくり」の一環で議会でも一般質問しています。
初当選させていただいて2回目の登壇の平成23年11月議会の議事録です。
投票に行く、来てもらうという考え方ではなしに、投票所が出向くという考え方の究極は、移動投票所の実現です。
草津市でも、高齢化がもっと進むと考えられています。この間の選挙のときも、「お兄ちゃん、投票所、遠いやろう。ほんで、暑いやんか、何回も休んで投票所へ行ってきたで」と、「もう途中でやめとこかと、帰ろうかな思ったけど、お兄ちゃんのために入れてきたで」、そういう声もよく聞きました。
将来、移動投票所、きょうも市役所の隣にレントゲンの車が来ていましたが、バスを少し改造する、あるいはパーティションを設定して、それぞれ投票所が各地へ向かう、そういった思いやりのある市政をお願いしたいと思います。将来で結構ですので、検討いただければありがたいと思います。
Posted by 伊吹達郎 at
23:19
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