
2013年02月05日
大気汚染

(図:PM2.5 日平均値の推移(速報値)滋賀県琵琶湖環境科学研究センターHPより)
ニュースで中国の大気汚染深刻化が毎日のように報道され、子ども達がお年寄りが苦しんでいる様子が映し出されています。日本においても「越境汚染」として、その影響が懸念されています。滋賀県琵琶湖環境科学研究センターは先月13日草津市、近江八幡市、東近江市の三カ所で国の基準値を超えた濃度が測定されたことがわかりました。微小粒子物質PM2・5は環境基本法で、1日平均で1立方メートルあたり35マイクログラムを基準値としています。また、30〜31日にかけて近畿地方で大気汚染物質「硫酸塩エアロゾル」の濃度が急上昇したとみられることが、国立環境研究所の分析で分かり、硫酸塩エアロゾルは、石炭などの燃焼で発生し、濃度が高くなると、ぜんそくなどの呼吸器疾患を起こす恐れもあるそうです。これから黄砂など飛来して来る季節、梅雨時までは心配です。まずは、迅速なデータの公表化と予測の報道をお願いしたいところです。我が家もそうですが、ぜんそくなど呼吸器に心配の有る方は敏感だと思います。
そんな中、今朝、「琵琶湖岸で木を燃やしてる」という通報があり、駆けつけました。旧草津川河口の琵琶湖岸の柳の木を伐採して、その場で燃やしておられ煙がでていました。担当者にお聞きすると、県の事業として野鳥が寄り過ぎて柳の木を伐採しているとのこと。ほとんどすべて伐採してしまっています。燃やしているのは木ではなく、ヨシの刈り後を燃やしてとのこと。10年もすればすぐ戻りますとも。平湖の公園整備もそうですが、立派な木を切る時に、どれだけの月日でその木が大きくなったのか?その木など通して、いろいろな生態系があること。それをその場で燃やしているとすれば、それは少し違うと思います。
(NHKホームページより)
中国の大気汚染が深刻化していることを受けて、滋賀県が、県内の測定局で、中国で問題になっている大気汚染物質のデータを確認したところ、先月13日に3か所で、環境基準を超えたところがあったことがわかりました。
中国・北京では、車の排気ガスなどに含まれ、ぜんそくや気管支炎を引き起こすPM2.5という、極めて小さな粒子の濃度が東京の年間平均値の20倍以上に達し、大気汚染の深刻な状態が続いています。
この粒子について、滋賀県琵琶湖環境科学研究センターは県内に8つある測定局のデータをもとに濃度を確認しました。
その結果ことしに入ってからは、先月13日に草津市と近江八幡市、それに東近江市にある3つの測定局で、国が定める環境基準をわずかに超えた濃度が測定されていたことがわかりました。
ただ、その後は環境基準を超えていないということです。
県の担当者は、「中国の大気汚染によるものかどうかは定かではないが、今後も測定結果を注視し、県民にも広く伝えていきたい」と話しています
Posted by 伊吹達郎 at
23:33
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