
2013年06月27日
古い開発団地の課題
少し前に相談を受けていた昭和47年に開発された開発団地の課題です。進捗状況を聞きに行きました。
そのときは、約40年経ち、団地内道路の側溝が老朽化して、欠けてところなど凸凹なっていて危険なので、修復したいという町内会長からの相談でした。市で対応出来るところはもちろん市道なので、まずその道路が、市道なのか私道なのか確認しました。あいにく私道なので、基本的には自分たちで直さなければならないとのこと。次に市道認定してもらって、市の管理にしてもらおうということで、確認しました。条件はなんとかクリアしそうなのですが、土地所有者の合意が必要とのこと。調べると細かく所有が分かれていて、基本的に、道の中央で個人所有になっていますが、開発業者所有になっている箇所や他の業者所有になっていて個別に了承を受けていかなけらばならないことが判明。コツコツやっていこうということですが、毎年、町内会長も代わるので、なかなか進んでいない様子でした。
側溝に個人的にフタをしておられるお宅があるので、道幅が確保されているところもありますが、車が離合することは困難です。この団地のほとんどが40年住んでおられ、高齢者になってきています。30歳で当時購入されておられたら70歳ですから。頻繁に何台もデイサービスの送迎の車が団地に入ってくるといいます。高齢者の二人暮らしが多いようですが、おひとりのところが増えてきているそうです。1台でも路上駐車しているとなかなか家の前まで、そういった車や万が一の救急車や消防車など緊急自動車が入れません。最近は救急車がサイレンをならしてよく出入りしていると聞いています。
防災にと、バケツに水を満杯いれて家の前に置いておられます。写真のように誰でもが見えるように、なっています。水が減っていないか?安否も確認しているといいます。また、月に4回パトロールされておられ、例えば、昼間なのに電気が点きっぱなしではないか?夜にちゃんと電気がついているかどうか?近所の異変を交代で見守っているそうです。
人口が増えている草津市、確かに数字的にはそうかもしれません。市の南部では新しい小学校の建設も進んでいますが、着実に人口減少、少子高齢社会へ向かっています。いつまでも右肩あがりのまちという考えを方向転換しないといけないターニングポイントが来ている地域もあるのも事実です。そうしたことを見据えたまちづくりを考えていかなければなりません。
Posted by 伊吹達郎 at
23:10
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