
2013年05月05日
芦浦観音寺一般公開

恒例の近江の正倉院と言われる芦浦観音寺の春の一般公開が行われました。今回は昨日、新本堂の落慶法要並びに御本尊秘仏十一面観世音菩薩開扉法要が執り行われたこともあり、なかなか拝めないご本尊やいろいろな秘物が琵琶湖文化館などから一時、お帰りいただき公開されました。

良いお天気にも恵まれ、大変多くの参拝者で賑わっていました。それぞれのみどころでは草津ボランティアガイドのみなさんが、味をだしながら説明していただき、趣向を凝らしたおもてなしで、うばがもちと抹茶の接待もうれしいものでした。

信長や秀吉らにまつわる貴重な宝物が多く、この2月にも泥棒に入られるなど、盗難が耐えません。現在はいろいろなところに管理していただいていますが、近江の宝として、地元で宝物殿をつくって、しっかり管理し、いつでも、だれでも拝める環境を整えることがのぞまれています。こどもの日、年少人口が草津市としては前年比200人増えましたが、全国では1982年以来32年連続減少、滋賀県も前年比0.5%減で少子高齢社会が進んでいます。守らなければならないこと、伝えなければならないこと、それは、われわれに課せられた使命なのです。
Posted by 伊吹達郎 at 23:37│Comments(0)