
2012年11月13日
産業建設常任委員会行政視察研修(鳥取市)

産業建設常任委員会の中活行政視察研修に鳥取市へ参りました。
鳥取市は父の出身地で幼い頃は盆帰りで、祖父におんぶしてもらいながら鳥取城趾のあるランドマークの久松山を登ったり、近くの袋川を散歩したり、シャンシャン祭り、花火大会等思い出がたくさんあります。今夏も久松山にある祖父のお墓参りもしたところでした。家は平成19年度からの現中心市街地活性化計画の二核二軸の都市構造を踏まえた「住みたいまち」「行きたいまち」「ふるさとを感じるまち」の実現!そのど真ん中にあり、商店街でお米屋さんを営んでいます。市職員の方々もご存知でした。当時はお店の隣に映画館があったり、食料品店が並んでいて賑わっていましたが、現在はお店や映画館もなくなり、アーケードもなくなって人通りもほとんどありません。それゆえに特に関心をもって研修させていただきました。
当初54だった事業も73事業に増え、25事業が完了、43事業が実施中で、目標指数の居住人口、平日歩行者通行量、空き店舗数、文化施設の入込客数はいずれも増えたそうで、現在第2期計画の策定中です。
中活協議会は商工会議所と開発公社が担い、64団体が会員となって、事務局は、事務局長兼タウンマネージャーとしては外部から呼び専従で、市職員の派遣も含め4人だそうです。市としては中活協議会に対し運営費を補助し、商工会議所に人件費を補助、公社に職員を派遣し関係26課で構成する鳥取市中心市街地再生本部を設置、商工会議所は事務局を担当し、運営費を補助、公社は職員を派遣しています。
県との連携も密で、事業や予算についても協力的で、うまく国、県の助成金を引き出し、割り増し等利用しているとのことでした。

駅前にぎわい創出実証実験では、実際に道路に人工芝を敷いてオープンカフェを作ったりし、市民の意見を聞きながら進めて行き、道路空間を4車線から2車線に減らし、そこへ芝生広場など設けコミュニティを重視し、その空間を覆う開閉式のシェルターを設置、雪国だけに全天候型広場をイベント等に活用する事により、新たな賑わいを創出するため、現在すでに工事が進められていました。
また、総合交通実証実験も活発に実行されており、100円循環バス「くる梨」運行事業は、2路線を運行し、街中の移動手段として定着し、乗車率60%も越えているそうで、新たな路線を増やす計画も本日、決定されたようです。

鳥取方式については、草津市に参考になるところが多そうで、今後も鳥取市の動向に注目して行きたいと思います。

Posted by 伊吹達郎 at 23:37│Comments(0)