
2012年03月17日
石徹白小水力発電

今、テレビでもよく取り上げられ全国から注目されている岐阜県石徹白(いとしろ)地区の小水力発電の取り組みについて、高島市でお話が聞けるということで参加して参りました。
『高島談義•豊かな暮らしの高島モデル創造フォーラム』(アイリッシュパーク)は、高島市の移住希望者と地域住民、移住経験者が車座になって語り合う集会で、「高島でこそ実現出来る豊かな暮らしとは何か」「高島という地域にはどのような可能性があるのか」と言った事をゲストを招いてみんなで考えておられます。
今も昔も高島は熱いところです(^^)v
今日は、「自然エネルギーから始める地域自治」ということで石徹白地域づくり協議会事務局の平野彰英氏を招いてのディスカッションでした。
岐阜県石徹白地区は、以前は福井県だったそうですが、冬は福井県庁にいく道は雪で閉ざされ、岐阜、滋賀を廻っていっていたらしく、岐阜県に編入されたようです。それほど、雪はやっかいものですが、それを資源として活用するもので、昭和30年までは、小水力発電所があり、昼は製材所の動力に、夜は集落の電灯に電気を送っていたそうです。温故知新、かつての知恵を使って地域を再生させようと小水力発電の取り組みをする中、相乗効果で農産物加工所再生や定住促進など地域を挙げた地域づくりがおこなわれるようになりました。
小水力発電の機械を買ってきて設置するだけでは、電気は起きても使えないと言う事で、「地元でできることは地元でやる」という考えでごみの問題や電気制御の問題など地域のみなさんで考え、自分たちで解決した事が、一番のまちの再生だったようです。地域づくりというものは、「思いの連鎖」で、地域に愛着を持ち、地域をなんとかしたいと行動するひとがあらわれる。その行動がきっかけとなり、また別の行動を引き起こす。単なるエネルギーの取り組みだけではなく、地域が自治の力でよみがえる取り組みの一環なのです。
それぞれの地域が本来もっていた自治の力を取り戻し、自立して行く事が。今の時代だからこそ、必要なのでしょう!

『ピコピカ』
¥82,500
小型らせん水車発電装置(外灯付き)3〜10Wの発電が可能で、コンパクトで気軽に環境学習など小中学校で今、話題となっています。水が流れる落差のある30cmのU字溝があれば、外灯にあかりがつくそうです。どこでも簡単に灯りがつくことができるのでしょうね!注目です!
Posted by 伊吹達郎 at 23:41│Comments(0)