
2016年05月24日
光化学スモッグ注意報発令

滋賀県は24日午後3時から4時半にかけて、本年度初となる光化学スモッグ注意報を大津市南部と草津市、栗東市に発令したとしがしらメールが届きました。
『屋外運動はなるべく避けるようにしてください。
また、不要不急の自動車は使用しないようにご協力をお願いします』
(滋賀県環境政策課より)
草津市内にある測定局で、1時間当たりのオキシダンド濃度が基準値の0・12ppmを超え、県内で光化学スモッグ注意報が発令されたのは2013年8月以来だそうです。
同時刻に、全国で広島県福山市、栃木県、群馬県の一部にも光化学スモッグ注意報が発令されていました。
私が小学校の頃は毎日にように光化学スモッグ注意報が発令されていたのを覚えていますが、1980年代から沈静化していましたが、猛暑が続いた2004年頃から、また、光化学スモッグ注意報が発令されるようになりました。
光化学スモッグは、工場・事業所や自動車などから大気中に排出された、窒素酸化物や炭化水素、 揮発性の有機化合物などが、紫外線を受けて光化学反応を起こして二次的汚染物質を生成することにより、発生すると考えられており、このとき生成される物質のうち、酸化性物質のオゾン、アルデヒド、パーオキシ・アセチル・ナイトレート、 過酸化物などの総称を光化学オキシダントといい、空気中の光化学オキシダントの濃度が0.12ppmに達すると、注意報が各自治体から発令されます。ちなみに、濃度0.1ppmを超えると、粘膜に強い刺激を与えるため、目や鼻、喉が痛くなるといった症状を引き起こすことがあるといわれています。
【発生しやすい条件】
・ 日中の最高気温が25度以上
・ 午前9時以降の日照時間が2時間半以上
・ 無風、または弱い風
・ 地表と上空1,000mの気温差が7度以上
・ 夏型の気圧配置で等圧線の間隔が広い
国内の火力発電の影響も出て来ているのか、他国のからの大気汚染物質も影響しているのか?
これだけ、厚い日が続くと心配してしまいます。
Posted by 伊吹達郎 at 23:34│Comments(0)