
2015年02月17日
産業建設常任委員会

委員長を務めている産業建設常任委員会を開催し、所管事務調査における『新交通システムについて』調査研究の集約をしました。『誰もがいつでも安心して移動出来る持続可能な交通まちづくりの実現』をめざすという草津市都市交通マスタープランの基本理念と踏まえ、過度な自動車依存から公共交通利用への転換を促進するために、新交通システムのBRTの導入を今回、検討しました。BRTはBus Rapid Transitの略で、バスを基盤とした大量輸送システムであり、その手段として連節バスやPTPS(公共車両優先システム)などがあります。草津市では南草津駅前広場におけるバスの積み残しによる混雑解消が課題であり、また、南草津駅〜立命館大学間の輸送力が向上することで利便性がよくなり、学生流出を防ぐ一助ともなり、余ったバスも他路線に廻せ、市全体のバス路線の充実も期待で来ます。また、岐阜市では、わざわざ、カッコいい連節バス『清流ライナー』に乗りに来るという方々もおられ、新たな草津市のシンボリック的な存在も期待で来ます。委員からは、PTPSや自転車との連動性、駅前ロータリーでの自家用車の規制誘導など関連施策や県等の連携についての意見やも出されましたが、昨日行ってきた岐阜市の事例も紹介する機会も得ましたので、説明させていただき、先日の厚木市への視察、昨年に行った連節バスの試走での課題等があげられ、これまでの何度も委員会、協議会を開き紆余曲折、議論させていただいたことも踏まえ『目的を充分に踏まえたうえで、導入効果を高める施策の実施、導入に係る諸課題への対応。関係機関などとの連携•調整を図りつつ、導入検討を進める』という方向性で集約させていただきました。今後は、4月にもう一度、実際に試走を行い、慎重に調査研究を続け、早ければ、平成28年度に導入していくように進めて参ります。この連節バス導入が起爆剤となり『草津市型BRT』を段階的に促進し、コミュニティバスのまめバスや路線バスのシステムの充実、バスロケーションシステムやデジタル再ネージ(電子看板)や自転車駐輪場を兼ね備えたハイグレードバス停、鉄道との連絡強化など、将来を見据えた草津市の新交通システムの構築で、『歩いて暮らせるまちづくり』を進めていきたいと思います。委員会の冒頭にも申し上げましたが、入院が延びたため、委員会、視察を欠席させていただいたお詫びと、その間、進めていただいた副委員長をはじめ各委員、関係各位にの御礼申し上げます。今後は委員長として、進めて参りますので、よろしくお願い致します。
Posted by 伊吹達郎 at 23:13│Comments(0)