
2013年10月11日
避難弱者対策
10人が死亡するという福岡市博多区の整形外科医院火災が起こりました。夜間から未明の出火だったこと、歩行が困難な高齢の入院患者が多かったことも犠牲者が多くなった要因だとみられています。出火時には、入院患者13人、病院関係者5人の18人が院内におられ、入院患者8人と元院長夫妻が犠牲となりました。いずれも高齢者でいわゆる避難弱者対策は急務で、2月に長崎市、2010年には札幌市で認知症高齢者グループホーム、2009年には、群馬県渋川市の老人施設の火災で多くの死亡者が出ている現状があります。この機会に、特に中小の医療施設や福祉施設での人員体制をはじめ、スプリンクラーや屋内消火栓などの防火設備の設置や点検、避難路の確保や初期消火訓練など防火体制の見直しが必要だと思われます。
Posted by 伊吹達郎 at 23:28│Comments(0)