
2012年12月17日
衆院選、戦後最低の投票率
総務省は今回の衆院選の投票率が59.32%となったと発表しました。戦後最低だった1996年の59.65%を下回り、無効票も200万票もあり、ともに過去最低を記録しました。また、滋賀県内の衆院選小選挙区の投票率も61・76%で、前回2009年から8・89ポイントの大幅ダウンで、戦後最低だった03年の61・42%と同水準となりました。
各党の得票率と議席占有率の関係を300小選挙区でみると、自民党は4割の得票率で237議席を獲得、占有率は8割に達しました。一方、民主党の得票率は2割で獲得議席数はわずか27で占有率は1割に留まり、票差以上に議席数の差が開き、政権交代を起こしやすい小選挙区制の特性がでました。
その結果、小選挙区で落選候補に投じられ、有権者の投票行動が議席獲得に結びつかなかった「死票」は、全300小選挙区の合計で約3730万票にのぼり、小選挙区候補の全得票に占める「死票率」は56.0%で、前回の46.3%と比べ9.7ポイント増となりました。なお公明党の「死票率」は0%で全員が当選されました。
滋賀県は4選挙区を自民党が独占する結果となりましたが、民主党候補の善戦が目立ちました。比例復活民主党近畿ブロックの順位の2、4、5、6位と上位を占めましたが、議席数を3しか奪えず、第3選挙区の候補しか当選する事ができませんでした。その第3選挙区の有権者数 248,563人と近畿ブロックの中で和歌山2区に次ぎ少なく、一票の価値が重く、近畿ブロック最高の兵庫6区の475,955人と比較すると1.91倍と格差があり、その選挙区の一票の格差が惜敗率では特に効いてきたように思います。2位の得票数53257、3位の得票数65411、4位の得票数60921でした。
今回は、政府民主党の政治不信のうえ、12の党が乱立し、特に選挙直前に政党を立ち上げるなど、ややこしい、迷う選挙で、投票率もさがり、無効票も増え、割れた分、4割しか得ていない自民党が選挙区で大勝する結果となりました。戦後最低の投票率で、選挙区の一票の格差が訂正されずにおこなわれたこの選挙です。なにか釈然としませんが、新しい政権にがんばってもらうしかありませんので、よろしくお願い致します。新人議員さんのがんばりも注目ですね!
各党の得票率と議席占有率の関係を300小選挙区でみると、自民党は4割の得票率で237議席を獲得、占有率は8割に達しました。一方、民主党の得票率は2割で獲得議席数はわずか27で占有率は1割に留まり、票差以上に議席数の差が開き、政権交代を起こしやすい小選挙区制の特性がでました。
その結果、小選挙区で落選候補に投じられ、有権者の投票行動が議席獲得に結びつかなかった「死票」は、全300小選挙区の合計で約3730万票にのぼり、小選挙区候補の全得票に占める「死票率」は56.0%で、前回の46.3%と比べ9.7ポイント増となりました。なお公明党の「死票率」は0%で全員が当選されました。
滋賀県は4選挙区を自民党が独占する結果となりましたが、民主党候補の善戦が目立ちました。比例復活民主党近畿ブロックの順位の2、4、5、6位と上位を占めましたが、議席数を3しか奪えず、第3選挙区の候補しか当選する事ができませんでした。その第3選挙区の有権者数 248,563人と近畿ブロックの中で和歌山2区に次ぎ少なく、一票の価値が重く、近畿ブロック最高の兵庫6区の475,955人と比較すると1.91倍と格差があり、その選挙区の一票の格差が惜敗率では特に効いてきたように思います。2位の得票数53257、3位の得票数65411、4位の得票数60921でした。
今回は、政府民主党の政治不信のうえ、12の党が乱立し、特に選挙直前に政党を立ち上げるなど、ややこしい、迷う選挙で、投票率もさがり、無効票も増え、割れた分、4割しか得ていない自民党が選挙区で大勝する結果となりました。戦後最低の投票率で、選挙区の一票の格差が訂正されずにおこなわれたこの選挙です。なにか釈然としませんが、新しい政権にがんばってもらうしかありませんので、よろしくお願い致します。新人議員さんのがんばりも注目ですね!
Posted by 伊吹達郎 at 23:35│Comments(0)