
2012年10月23日
がん患者生存率

全国がんセンター協議会は今日から、2001年から03年までの、がん患者の施設別生存率をインターネットで公開しました。KapWeb(カップウェブ)と呼ぶ新システムを導入し、利用者が30以上のがん種、病期、性別、年齢などを選択し、知りたい情報に加工して表示できるようになりました。全がん協臨床病期別5年相対生存率は、胃がん、結腸がん、直腸がん、 子宮頚がんの5年相対生存率は70%以上、乳がん、子宮体 がん、前立腺がんの5年相対生存率は80%以上を示し、特 に胃がん、結腸がん、直腸がん、乳がん、前立腺がんにお いて臨床病期I期の生存率は95%を越えています。食道が ん、肝臓がん、肺がんはI期の生存率、全病期の生存率ともに低い一方、前立腺がんではI期、II期、III期とも 100%の相対生存率を示しています。特に肝臓がんと肺がんでは、手術症例の生存率が全症例より高くなっています。
全国28施設あるうち、滋賀県立成人病センターでは、大腸がん71.5%肺がん35.3%の生存率です。
国民の2人に1人ががんにかかる時代、男性では3人に1人、女性は4人に1人ががんでなくなっています。また、2/3の患者さんが5年以上生存しています。がんは不治の病から、治る病へとなったのです。インターネットや本でいろいろな情報が飛び交う中、がん患者さんの声に応えて正確な情報が今回から得ることができるようになりました。医療の発達はめざましく、本当に正しい情報が共有出来ることを望みます。
Posted by 伊吹達郎 at 23:44│Comments(0)