
2012年06月25日
コナン市民共同発電所プロジェクト

先般、湖南市へ視察にいかさせていただいていた、社団法人「コナン市民共同発電所プロジェクト」が誕生しました。7月からの「再生可能エネルギー固定価格買い取り制度」スタートを受け、市民出資の太陽光発電で地域を潤し福祉も充実させようというものです。太陽光などで発電した電力を電力会社が固定価格で買い取ることを法律で義務付けた「再生可能エネルギー固定価格買い取り制度」は、出力10キロワット以上の場合、一キロワット当たり42円での全量買い取りが決まっており、全国の企業や住民団体などが参入に取り組んでいるようです。
この「コナン」は障害者らが働く清掃業者「なんてん共働サービス」の溝口弘会長らが中心となって法人を設立し、1口10万円で総額2000万円(200口)を募集予定です。太陽光パネルは福祉作業所の屋根などに設置し、30キロ〜50キロワットの発電規模を想定しています。売電実績は融資などを仲介する信託会社を通じ、市内のみで使える商品券「地域循環券」として出資者への償還や配当に充てる予定で、作業所の製品やサービスも商品券の対象に組み込むことで、施設の運営資金安定を目指し、「地域に降り注いだ太陽光で得た富は、地域で循環させたい」と意気込んでいるそうです。
湖南市は、なんでも取り組みがすばやいですね!
Posted by 伊吹達郎 at 23:47│Comments(0)