
2022年12月22日
草津市の入札がまたまたくじ引き

先般の一般質問で指摘させていただいた
草津市の入札制度。
競争の原理がまたまた働かず
くじ引きで落札されました。
今回の入札については
12/14に開札された草津駅地下駐車場建築設備改修工事が公表されました。
◉予定価格(事前公表)
136,194,000円
◉最低制限価格(事後公表)
125,298,480円
◉落札価格
125,298,480円
落札率92%
最低制限価格の上限の予定価格92%での落札です。
草津市は予定価格を事前に公表しているので、単純に92%をかければこの落札金額が誰でも計算できます、
今回もその92%の入札金額が3社あり
3社同額なので、3社でくじ引きしました。
前回の入札では92%の、金額で5社が競合して、5社でくじ引きをしました。
これでは、入札の意味があまりなく、最初からくじ引きありきの感覚です。これでいいのでしょうか?
一般質問の中で、今後、また、くじ引きが出るようなことになればどうされますか?の質問に、周辺の市町の対応を見て、検討しますとのことでした。
明らかに草津市の入札制度は異常で
予定価格を事前に公表することは、当たり前ですが国は勧めていません。どうしてもやらざる負えないときは、充分に、配慮して行うこととなっています。
草津市は以前に、不正などがあり、市の職員を守るためにも、予定価格の事前公表をしているとのことでした。
予定価格の事前公表する入札って、普通で考えたら異常なことです。これを良しとする草津市ならば、せめて、最低制限価格の上限92%の撤廃をしておかないと、全く競争の原理が働かず、予定価格の、92%の入札金額で、複数の企業が入札し、同額で、くじ引きになるのは、目に見えています。
見積もりの積み上げをせずに、建築内容が粗悪にならないのか?心配でなりません。いつまで過去にとらわれず、企業も市も襟をただして、ルールを守って、公共事業を行っていただきたいと思います。
Posted by 伊吹達郎 at 23:19│Comments(0)