
2016年06月19日
18歳選挙権

選挙権が得られる年齢を、これまでの20歳から18歳に引き下げる改正公職選挙法が19日に施行されました。選挙権年齢の引き下げは、終戦直後の昭和20年の法改正で、それまでの「25歳」から「20歳」となって以来、およそ70年ぶりで、法律に基づいて今月22日に公示される参議院選挙から、「18歳選挙権」が適用されます。参議院選挙では18歳と19歳のおよそ240万人が新たに有権者に加わる見通しです。
プロジェクトKでは、「投票しやすい環境づくり」の一環で期日前投票所の増設を求めて参りました。
この「18歳選挙権」をうけ、高校や大学などに期日前投票所が設けられるのが、全国の40道府県の少なくとも109校に上るとのことです。このうち95校は初めて期日前投票所が設けられるということです。一部の高校生も有権者になることを受けて、高校でも11府県の18校に期日前投票所が設けられることになりました。京都府の高校では、35名の生徒のために授業終了後に期日前投票を行う予定だそうです。滋賀県内の高校での開設はありませんが、草津市では、立命館大学のキャンパス内で7月7、8日の二日間、期日前投票所を開設致します。
「18歳選挙権」実際は、投票日が7月10日(日)なので、平成10年7月11日生まれの人も含めて、それより前に生まれた人に選挙権があるというものです。しかし、草津市で投票するには、今年の3月21日以前から草津市に住民票があって、選挙人名簿に登録されていることが必要です。3月22日以降に他の市町村から転入した人や転出の届け出をした人は、前の住所の投票所で投票することになります。また、草津市の中で引越しの届け出をした人も、届け出が6月20日以降だと前の住所にある投票所で投票することになります。
このほか、草津市では草津駅西口のエイスクエアや南草津駅前のフェリエで7月2日〜9日まで、期日前投票所が開設されます。このように、全国各地で多くの若者が集まる駅やショッピングセンターなどの商業施設に、新たに期日前投票所を設け、「18歳選挙権」の導入を念頭に、若者の投票率を向上させるための取り組みに力を入れていることがうかがえます。
Posted by 伊吹達郎 at 23:25│Comments(0)