
2014年02月05日
会派視察(まちづくり宗像)

「道の駅むなかた」は、全国でも大人気の道の駅で、テレビや雑誌で数多く紹介されています。4年連続九州NO.1の売上げ、集客を誇るこの施設の成功ドキュメント番組を拝見し、是非とも視察に訪れたいと駅長様に打診し、今回の視察に至りました。ここは、宗像農業協同組合・宗像市商工会・宗像漁業協同組合・鐘崎漁業協同組合・宗像観光協会によって作られ、今年度5月より宗像市も出資し設立した「株式会社まちづくり宗像」が安全、交流、発見を基本に運営をされておられます。「株式会社まちづくり宗像」は、地域産業の活性化を図ることを目的に「道の駅むなかた」の運営における自主事業として地域振興事業を実施するほか、業務を通じて得られる利益を独自に取り組む地域振興事業の原質に充て、活動されておられます。ロケーションは白砂青松100選にも選ばれた樹齢200年以上の黒松の並木が5㎞にわたって続く「さつき松原」と隣接し、釣川河口からは玄界灘が一望できる眺望に優れた場所で、道路利用者の憩いの場として「癒しの空間」を提供することで道の駅の機能を基本としておられます。

地産のものしか販売しないとこだわった物産直売所における特産品の販売や様々なイベントを企画・実施し、交流人口の増加を図り、周辺の観光施設・観光資源と連携・協力し、観光客の域内回遊性を高め、賑わいの創出に努められています。

物産直売所では、農水産品の販売促進をはじめ特産品のブランド化を推進するアンテナショップとして地域産業の振興を担っています。

館内レストラン「おふくろ食堂はまゆう」では、宗像地域の特長を活かした郷土色豊かな漁師料理・農家料理を中心にメニューを構成し、地元食材にこだわった料理を堪能させていただきました。年間17億以上を稼ぎ、利益の3割を市へふるさと寄付し、年間160万人も訪れ、漁師さんのなかでは年間1000万以上稼ぐ方もいらしゃるというこの施設、今後も増床し、発展をつづける「道の駅むなかた」の理由を、秘話を含めていろいろ駅長様に伝授していただき、ありがとうございました。

草津天井川跡地への「道の駅」展開の可能性を追求し、草津の自転車や車、観光バスなどの新たな玄関口、回遊性を高める仕掛けとして、交流人口の増加、賑わいの創出、地産にこだわる地域産業の振興を推進し、「現代(いま)の宿場町」の一部を担う機能の検討も提案していきたいと考えています。
Posted by 伊吹達郎 at 23:44│Comments(0)