原発防災計画パブコメ
関西電力大飯原発から約58キロの距離にある草津市は、福井県内の原発事故を想定し、昨年より独自にまとめた市地域防災計画の素案を発表し、今日から6月14日までパブリックコメントを実施し、6月29日の市防災会議で策定する方針で、県内では、市町において初めてとなる予定です。
避難計画など原発事故対策が義務づけられる「緊急防護措置区域」(UPZ)は、国の目安では原発から半径30キロ圏内ですが、県が独自に実施した放射性物質の拡散予測では、県の大部分が影響を受けることから、屋内退避の必要性も想定され、既存の市防災計画に、新たに福井県の原発事故を想定した部分を加えた形です。
素案では、福島第1原発事故と同規模が起きた場合を想定し、放射性ヨウ素吸引を防止する屋内退避や県と連携し迅速な情報収集を行い住民に伝達し、市が放射性物質をモニタリングしたうえで数値を公表することのほか、市役所にカウンセラーを派遣するなど心理ケア、高齢者や乳幼児などの避難支援を盛り込まれています。
6月9日には、市役所で減災シンポジウムも開催される予定です。
パブリックコメントが本日から実施されます。市政の基本的な政策を 立案する過程において、市民のみなさんの意見、情報および専門的な知識を反映させる大切な手続きですので、是非ともこの機会に自分たちの市政に参加してみましょう!
なお、パブコメはいろんな形で受付されています。
http://www.city.kusatsu.shiga.jp/www/contents/1337040023702/index.html