春の嵐

伊吹達郎

2012年04月03日 23:23



日本列島は「春の嵐」に襲われました。
各地で甚大な被害が報告されていますが、みなさんのところは被害はありませんでしたか?
まだまだ強い風が吹いてますね。気をつけてくださいね!
午前中、市役所で会派ミーティングしているときは、普段の風雨だったのですが、昼から担当部署で打ち合わせをしていると窓の外がにわかに真っ暗になって来ました。
今日から小5の娘が新しい習い事に行くということで、暴風雨が予想され、時間がちょうどあくので、14:15に娘と家に迎えに行くと約束していました。市役所を出る時に、家に電話し「今から市役所でるし、少し遅れるかもしれへんし」と娘に連絡しておきました。家に向かう途中、稲光が走り、今にも嵐がきそうな何とも気持ち悪い雰囲気でした。家にはちょうど14:15に着いたのですが、1Fが真っ暗でだれもいないので2Fいるふたりのお兄ちゃんたちに聞いても「1Fにいるはずやで!」待ってるはずの娘がいません。習い事の場所までは、自転車で10分歩いて20分、子どもだったらもう少しかかるかもしれません。14:45集合ですが、14:30には行きたいと言っていました。自転車も見当たらず、帰りは妻が迎えに行く約束だったので、おそらく走っていったのでしょう!?慌てて車で追いかけました。ポツポツ、フロントガラスに雨粒があたるようになってきました。たまたま、道のりの半分くらいのところを走っている娘を見つける事が出来ました。娘を乗せて、習い事のところへ着き、娘が玄関をはいって行くのを見送ってた瞬間に、「氷ーひょうー」が風とともに降り出しました。もうすぐ家だったのですが、前が見えなくなってきたので、路肩に寄せて車を停めて風雨をしのぐことにしました。ところが、1BOXのワゴン車なので、まともに強風を受けて、車体はぐらぐら揺れ、氷が車体に当たる音が、はんぱじゃありません。ほんとうにこのまま飛ばされるんじゃないかいう恐怖感とただどうすることも出来ず耐えるだけの無力感。周りの植木が折れて、倒され、物が飛ばされているなあと思っていると、窓の外の景色も何も見えなくなりました。
しばらくがまんすると、あたりが見えたので、慌てて、家までたどり着きました。びしょぬれの長男が玄関で迎えてくれ「見つかった?」心配してさがしにいってくれていたようで、次男は長男に言われ家で待機してようでした。みんな一安心したところに、ボロボロになった傘をもったびしょぬれの長女が帰ってきました。ちょうどバイトから歩いての帰りにその暴風雨出会い、その場にうずくまっていたそうです。何とか近くの家のガレージに逃げ込んだそうですが、めちゃめちゃ怖かったそうです。妻も職場から、自宅へ安否確認をしても良いという事で、電話連絡があり、我が家の無事は確認されました。
16時に市役所で約束があったので、車に乗りましたが、まだまだ風も強く、あの恐怖がよみがえってきそうな感じで、信号も曲がっているところもありました。なんとも言えない感じで無事に市役所の立体駐車場に着きました。
夜までには、家が破損したので、修理してするところ紹介してくれないか?などいろいろな被害の連絡がありました。

あらためて自然の力のすごさ、無力さを感じました。
この春の嵐で被害に遭われたみなさまに心からお見舞い申し上げます。
これから、嵐が進むと予想されている地域のみなさん、気をつけてください!