海底トンネル浸水

伊吹達郎

2012年02月07日 23:38

岡山県倉敷市のJX製油所で建設工事中だった海底トンネルの内部に海水が流れ込み、1名は自力で脱出したものの作業をしていた5名が行方不明になっています。濁水やガレキのため、なかなか捜索活動がすすまないの現状ですが、1秒でも早く元気で出て来てほしいものです。
ここの近辺で、学生時代、また就職後、産学協同で水産試験場と合同で水質調査やいろいろなテストのため、行き来していたところでした。
シールド工法については、トンネルの起工式や見学会などで何度も見学したり、説明を受けてはいましたが、マシンも高性能で完成度は高い工法だと信じていました。海底でのシールドマシン利用についての危機管理が足りなかったのか?想定外という言葉が今回も出ていますが、経費削減の折、非常ベルや待避所もなかったという報道もあり、なんとも不憫という思いにかられます。

お昼すぎ、携帯電話が会話途中でブチブチ切れ、相手さんがNTTドコモの電波障害のことをご存知だったので、やりとりについて問題は生じなかったのですが、あまりにも全国で頻繁に起こり過ぎですよね!上場企業12年3月期利益ランキング堂々の1位の純利益4740億円をあげている会社だけに、われわれ顧客としては納得でいませんよね!

安全神話というものが、想定外の自然の力でこわされていっています。
自然とはもっともっと大きな大きな力をもっているのかもしれません。
自然との共生、あらためて危機管理の重要性を考えてしまいました。
明朝少しでも早く捜索を再開していただきたいものです。
岡山県警の潜水隊のみなさんをはじめ関係各位よろしくお願い致します!