原発立地周辺市町

伊吹達郎

2012年01月05日 23:41

秘書仲間とのミーティングをし、福井県内で唯一稼働しているうちにと高浜原発に行って参りました。
今日は、福島第1原発事故を受け、停止中の原発の再稼働やエネルギー基本計画の見直しが焦点となる中、関西電力と日本原電の社長が年頭あいさつのためそれぞれ福井県庁を訪れ、西川福井知事に、関電の八木誠社長は「エネルギーの安定供給と経済成長に原発は大変重要」として再稼働に全力を挙げる考えを、原電の濱田康男社長も敦賀3、4号機増設を推進していくと示したようです。
現在、福井県内の商業炉は、関電、原電の計13基のうち12基が定期検査で停止しています。稼働中の高浜3号機も2月20日に定検に入る予定ですので、商業炉13基の全部が停止するという事態になりそうです。県は、再稼働には新たな安全基準が必要としています。
高浜町、小浜市は首長選が予定されていて、すでに現職が立候補を表明しています。高浜町長選は5月18日が任期満了で、現職の野瀬豊氏は昨年12月の町議会で「原発の安全性を高め、堅持する立場で、国や国会議員などへの提言や要望を続けたい」と共生姿勢を表明しており原発を巡る町政が問われそうです。小浜市長選は8月4日に任期満了で、現職の松崎晃治氏は昨年12月、市議会で出馬を表明し、原子力防災を含む防災体制の整備を課題にあげています。小浜市議会は昨年6月に脱原発の意見書を全会一致で可決していますが、かなり難航したそうで、この意見書の対応も注目されそうです。
また、「整備新幹線の未着工区間を3つとも認可する方針は、民主党のあからさまな選挙対策ではないか」という声もでていて、北陸新幹線も含め、福島第1原発事故をめぐって原発立地市町や周辺市町で原子力防災を巡る動きなど、お隣の福井県の選挙戦も滋賀県に大いに影響する可能性があるので注目です。今後も交流を深め、情報を共有化していきたいと思います。
まずは、今月の大津市長選、来月の草津市長選です。みなさん投票へいきましょう!そのためにも候補者の方はしっかりとしたビジョンを示してください!