コハクチョウと仲間たち写真展

伊吹達郎

2017年08月27日 23:21

草津市立水生植物園みずの森で開催されている「コハクチョウと仲間たち写真展」に行ってまいりました。
毎年開かれているこの写真展、琵琶湖に寒風が吹く頃、新しいねぐらを求めてシベリアから冬の使者コハクチョウたちが草津にもやってきます。 厳寒の中、その2ヶ月余りの滞在をあたたかなまなざしで毎日見守り続け た人々によって撮影された貴重な記録写真の数々を展示です。今年は全国の飛来地を訪れたとき撮影した写真も展示され、色々な場面で環境問題を考える大切な写真展でした。
特に、今シーズン草津に飛来したコハクチョウは2回で、総数5羽で今まで最少でした。2006年には、草津湖岸に140羽一日に飛来しており、たった10年で、このような環境の変化をコハクチョウは感じて、飛来しなくなったものと考えられます。今の少ない状況に「草津湖岸コハクチョウを愛する会」のみなさんも危機感を募らせています。昨日のびわコミ会議で、今年は鮎が全く取れなかったという報告もありました。昨年、烏丸半島のハスも突然なくなり、コハクチョウもいなくなり、自然は何かを警鐘しています。