湖南地区市議会議長会正副議長先進都市行政視察研修2日目
湖南地区市議会議長会正副議長先進都市行政視察研修2日目は堺市へ議会改革、ゴミ処理熱利用施設『堺市立のびやか健康館』について、学びに行って参りました。
堺市議会は早稲田大学マニフェスト研究所が毎年発表する地方議会の改革度ランキングで三年連続政令指定都市で全国1位に輝いており、すべての1460議会で7位となっておられます。ちなみのおとなりの大津市が2位、彦根市118位、野洲市121位、草津市124位、長浜市170位、湖南市210位、東近江市269位、近江八幡市278位、米原氏287位•••です。
議会力向上会議における、議員間討議、陳情書の扱い、議会報告会などについて、2時間しっかり意見交換をさせていただきました。議会報告会ではワールドカフェ方式を採用し、委員会ごとのテーブルをまわるという意見交換の場を設けているとのことでした。議場は円形で、親子傍聴室もあり、こどもたちの声が議場に聞こえないように、ガラス張りとなっていました。
午後からは、ゴミ処理熱利用施設『堺市立のびやか健康館』の施設見学をいたしました。ゴミ処理施設で売電により8億円の利益を上げているようですが、その単価がさがり、2億円下がる可能性があるとおっしゃられてました。その熱利用で温水プールやお風呂施設、フィットネス、テニスコート、フットサルコートなどの複合施設を『黒川紀章』氏が森に浮かぶガラスの船をイメージしたデザインで建設されました。あっと目をひくもので、ここならいってみようという外観となっています。中にはいってみると、もう満員で、体操をされたり、ランニングされたり、泳いだり、思い思いのプログラムをこなしておられました。会員数は年間60万人で、多くの利益があがっており、市に還元されているようです。健康面でも試算で4000万円ほどは、節税になっているとのことでした。このような施設が湖南地域あればいいのになあという感じです。かっこいい、ステータスっていうイメージで、高齢者がいきいきとプログラムをしている姿をみて、感動しました。
草津市、栗東市、守山市、野洲市の4市で、切磋琢磨し、将来的には広域連携を視野にいれ、活動できれば、もっといえば、おとなりの大津市、湖南市、甲賀市もさらに連携を深め、地域の住民のためにプラスになることを考えていかなければならないと思います。