北帰行
草津湖岸に行ってみるとコハクチョウの姿がありませんでした。
草津湖岸コハクチョウを愛する会の会長にお聞きすると21日に日曜日の夕方、カヌーが入って来て、それを怖がって飛んで行ってから、今朝で4日間、飛来していないとのことです。もう北帰行する時期なので、もう今シーズンは来ないかもしれないとおっしゃられていました。いつもなら、感謝するように、クルクルまわって、北帰行するのに残念で、来年、草津湖岸に来てくれるか?心配です。
今シーズンは、エリの設置換え工事や平湖の浚渫工事で脅かされましたが、うまく交渉がすすみ、共生できたのですが、やはり一番怖がるのは、カヌー、釣り船です。ラムサール条約に指定されている琵琶湖です。水鳥の飛来の区域についてはその時期だけでも航行禁止にしないと、やがて来なくなってしまうでしょう。10年前は100羽以上飛来していたのに、今は1ファミリーの3羽だけです。
今シーズンも5羽が来たときに、エリの工事が始まったり、7羽きたときには、カヌーがはいって来たりして、がんばって来てくれてるのに、追い返している感じです。いつものツガイと幼鳥の3羽は11月末からこの21日まで、エリの工事の3日間を除いては、皆出席で、楽しませてくれました。期間の草津湖岸への訪問客は12000人以上で、多くの人々の潤いの空間として、コハクチョウの優雅な姿を観察にお越しいただいており、それをしっかり出迎えてくださる草津湖岸コハクチョウを愛する会のみなさんのご尽力に心から感謝申し上げます。