草津川跡地市民フォーラム

伊吹達郎

2015年01月12日 23:21



草津アミカホールで開催された草津川跡地市民フォーラムに参加しました。会場はほぼ満員で、良い雰囲気の中、今迄の市民参加のワークショップの経過や桜を切るための理由付けの報告などのあと、夏に行われたナイトピクニックを元にしたトークセッションが行われました。市民パネリストからは、ほとんどのみなさんが草津川跡地へのアプローチを口にされていました。どうやって草津川跡地に導くのか?あるいはまちに出て行くのか?ある方は、手作りの案内アクセサリーまで持参で訴えておられました。これは市民目線からみた本当の声だと思います。どうやって草津川跡地へいけばいいのだろう?われわれ民間がお店を出店するときには、どうやってお客さんに来ていただくのか?人や車の流れや駐車場や駐輪場など動線を詳しく調べ考えます。お店や拠点をつくることが目的じゃないからです。昨夏できた草津駅前のニワタスはどうなんでしょう。駅から降りても見えませんし、駅前なのに、行きたくても、なかなかわからない、どこに車や自転車を置いていいのかわからないという声も聞いています。もっと言えば市役所はどうなんでしょうね。私が常々言い続けている投票所の件も同じ事です。市民パネリトたちが言うようにワクワクするようなユニバーサルデザインのアプローチを構築していくことが、草津川跡地だけではなく、いろいろな拠点を結ぶ動線づくりがまちづくりなのかもしれません。スタジオLという会社が司会や運営をされていましたが、参加された方々からは、もう私たちが司会や受付などをしていけばいいのになあとおっしゃっておられました。山崎さんや忽那さんがいう管理しやすい公園から使い勝手のよい公園へという新しい空間づくり、やはり屋根や館を作ってほしいという声もありました。商業施設も併せて、いろいろクリアしていかなけばならない課題がたくさんありそうですが、出来上がる前からこうやって多くのみなさんの声を聞きながら公共施設をつくっていくことは、ほんとに珍しいことだと思います。学生の頃からはじめ、30年間草津天井川について活動して来ました。アミカホールがいっぱいになったことうれしく思います。このパワーを、エネルギーを未来の子どもたちのために、命題として注いでいきたいです。